肩こり

肩こりの原因は血行が悪いから血行を良くすれば解決する、

というのが一般的には常識とされていますが、

血行促進しても肩こりが治らない人はたくさんいらっしゃいます。

ここでいう血行促進とは、

マッサージ・ストレッチ・エステ・整体・針治療・岩盤浴・筋トレ・・・などです。

「血行促進」を意識しても肩こりが良くならない場合には、

食事からのアプローチをする必要があります。

当パーソナルトレーニングスタジオ(with Beauty 825DIET)で

実際にお客様に指導している解決方法などをお伝えします。

血行促進で肩こりがよくならない人の特徴

血行をよくしても肩こりが改善しない人

・マッサージに行っても翌日には戻ってしまう

・いくらストレッチを頑張っても身体が柔らかくならない

・ハリや岩盤浴・加圧トレーニングなどで強力な血行促進でも肩こりが治らない

・サウナや温泉はのぼせてしまってそもそも苦手

このような方は体質や習慣に、以下のような特徴を持っていることが多いです。

・食が細い

・甘いものが多いがごはんの量は少ない

・筋肉量が少ない

・貧血気味

・息切れしやすい

・マッサージを受けるとその後、逆にだるくなってしまう


などの特徴があります。

ご覧いただいている読者さんはいかがでしょうか?

食事からアプローチする必要がある

血行促進しても肩こりが治らない場合は、

食事を変えないと根本解決しない可能性が高いです。

血液の循環を促す「心臓やその他の内臓」「血管そのもの」に

そもそも元気がなさすぎるからです。

血管の画像

筋肉に血液(栄養や酸素)が届かないと筋トレやマッサージは逆効果になります。

ガソリンを入れていないのに無理に車を動かしている、

そんな状況になっているかもしれません。

筋肉に血液という「栄養」が届いていないので、筋肉が凝り固まってしまっているのです。

凝り固まった筋肉を指圧したり、筋トレをして刺激を与えると、

もともと足りていない血液をさらに動員させないといけなくなり、全身が疲れてしまいます。

そんな人は、内臓や血管、筋肉に栄養をしっかり送ってあげて、

内側から改善していくことが優先順位としては高いと思います。

マッサージや筋トレの劇的な血行促進は、その後に効果を発揮していきます。

まずはご飯をしっかり食べる

白米の画像

筋肉が栄養不足の状態で外部からの刺激(マッサージ)や自ら筋肉を動かすトレーニングをしても、

血行を促す機能がきちんと働いていないので効果が出なかったり、

マイナスに働いてしまう場合があるのです。

まずはご飯をしっかり食べることが重要です。

急に増やしても消化不良になるので、少しづつ栄養を増やしていくことがポイントになります。

最低限食べるべき4つの栄養素

まず第一優先で食べたいのが、

ブドウ糖・タンパク質・ビタミンC・ビタミンA」の4つの栄養素です。

これらはカラダを構成する細胞の基となる「結合組織」の材料になります。

具体的な食材はコレ!

ブドウ糖

ブドウ糖の他、ビタミンや食物繊維などのバランスが良いお米を基本として、

主食をしっかり摂りましょう。お米、パン、麺類などの炭水化物です。

タンパク質

お肉・魚・卵・乳製品・豆類から摂ると良いでしょう。

1食につきタンパク質の品が2品、タンパク質量が20g以上あると良いです。

ビタミンC・A

→緑黄色野菜や果物に多く含まれます。

和食を食べるとバランスが整う

朝食のごはんの画像

ごはんにおかず、副菜、みそ汁・・というような和食を2~3食食べられれば十分です。

普段の食事回数がそもそも3食食べていない、食事量が少ない、

という方は急に増やしても消化不良になる可能性があります。

無理をせず、今までより1品多く食べてみたり、

食べなかった朝食にゆで卵とおにぎりを食べてみたり、少しづつ増やしてみてください。

カルシウムとマグネシウムが筋肉の状態を左右する

ミネラルも意識できるとさらに効果アップ

もう一歩、食事に気を配れるのでしたら、

ミネラルを意識して摂ることが効果的です。

特に、カルシウムとマグネシウムのバランスがよく摂れていると筋肉がやわらかくなります。

なぜなら、カルシウムとマグネシウムと相互に働きあって、

筋肉の働きを調整するからです。

カルシウムの働きは、筋肉を収縮させることで、

マグネシウムの働きは、逆に筋肉を弛緩させます。

つまり、カルシウムとマグネシウムをバランス良く摂れていないと

筋肉の状態が良くなっていかないのです。

カルシウム・マグネシウムを含む主な食品は以下の通りです。

カルシウムが多い主な食品

・干しエビ

・にぼし

・エンドウ豆

・チーズ

・ごま

・いわし

マグネシウムが多い主な食品

・納豆

・しらす

・油揚げ

・あさり

・桜えび

・こんぶ

カルシウム・マグネシウムが摂れる簡単食事法

カルシウムとマグネシウムを増やすための3つの方法

カルシウムとマグネシウムの摂取を増やすには、以下の3つの方法をおススメしています。

海藻類を意識してとる

→例えば、わかめと豆腐入りのみそ汁などは両方の栄養が摂れます。

にがりを一滴お水にいれて飲む

→市販のにがりを一滴、お水や料理に入れるだけ。

ミネラルのサプリメントを摂る

→2つの栄養素を絶妙なバランスで摂るにはサプリメントがおススメ。

「カルシウム&マグネシウム」などの表記で販売されています。

血行促進で肩こりがよくならない人は、「食事・栄養で内側から根本解決」を考えてみてください。

体温アップ・身体の調子が良くなってきたらチャンス!

通勤途中の女性の画像

食事の改善により栄養をアップすると、

内臓機能の回復や血行促進を自力で行うポンプ作用などが改善されてきます。

それらがうまくいきはじめたサインとして、

疲れにくい・体温が上がる・冷え性が改善される・目覚めが良いなどが感じられます。

パーソナルトレーニングで肩甲骨はがしをしている画像

ここまでくると、運動やストレッチ、マッサージなど

による血行促進で肩こり改善が期待できます。

もちろん筋トレも効果的になります。

このように、肩こりは食事改善による栄養アップ(内側からの血行促進)と運動、

ストレッチやマッサージ(外側からの血行促進)を同時並行ですすめると効果的です。

まとめ

■筋トレ・ストレッチ・エステ・マッサージなどの運動で

肩こりが良くならない方は栄養不足の可能性がある

■カラダへの栄養補給として、

「ブドウ糖・タンパク質・ビタミンC・ビタミンA」を優先的に食べる必要がある

■カルシウム・マグネシウムをバランス良く摂取することも効果的

身体の調子が上がってきたら、運動など外側からの血行促進で肩こりがよくなるサイン

■運動やマッサージでなおらない肩こりは、栄養改善と運動を同時進行で行うと効果的

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