むくみの種類について
むくみの原因は
➀運動不足・筋力不足によるもの
②月経によるもの
③栄養不足によるもの
④骨や関節の歪みによるもの
と大きく4つに分けることが出来ます。
今回の記事では、「③栄養不足によるもの」について解説します。
現代人はタンパク質が不足している
むくみは血流不足、筋力不足などによって起こるというのが一般的な認識だと思いますが、
タンパク質の一種である「アルブミン(Albumin)」の不足により、浮腫が生じるケースが多くあります。
ラクに血糖値を上げて気持ち良くなれるもの、
柔らかい・甘い・すぐ飲み込めるもの、
などが流通しており、タンパク質食品の摂取が減っているからです。
また、日常の活動量不足によりタンパク質を欲する
正常な食欲が減っていることもありますね。
現代人のタンパク質摂取量は戦後と同程度ほどに下がっているともいわれています。
アルブミンのはたらき
アルブミンは、アミノ酸が約600個連なった比較的小さなタンパク質で、
血漿中のタンパク質の中で最も量が多いのが特徴です。
脂肪酸やミネラル、ホルモン等と結合し、体内の必要な場所にこれらを運搬する働きがあります。
アルブミンがないと、脂肪酸・ミネラル・ホルモン、
そして水分がカラダ中に運べないということですね。
成人の場合、一日6〜12g程肝臓で作られ14〜18日間働いた後、
筋肉や皮膚で分解されると言われています。
「体内で作られるけど、後に分解される」わけなので、常に摂り続ける必要があります。
ある程度の量のアルブミンが血漿(けっしょう)中に存在することにより
血管内と血管外の水分量が調節されています(浸透圧の影響による)が、
血漿中の量が不足すると水分が血管の外側に流れ、浮腫の原因となります。
アルブミンが不足する主な原因としては、下記4つが挙げられます。
1. タンパク質(肉、魚、豆類、卵)の摂取不足
2. 肝臓の障害(アルブミンが作れない)
3. 腎臓の障害(タンパク質が異常に排泄される)
4. 胃腸の障害(タンパク質が吸収できない)
これを防ぐためには、
✅タンパク質を毎食摂る、食事で少ない場合は間食でも摂る
✅内臓がきちんと機能していて、吸収できている
ということが必要になります。
アルブミンは血液検査でも頻繁に利用されますので、食べたタンパク質(アルブミン)が血液中にしっかり入っているかも、健康診断などで定期的に確認しておきたいですね。
下半身の水分がスッと抜ける
アルブミンがしっかり摂れていると、水分が溜まりやすい女性の下半身から余計な水分がスッと抜けて、むくみが取れてくる可能性が非常に高くなります。
下半身痩せ、脚のむくみ取りは体脂肪を落とすことだけではないのです。
下半身太り、脚のむくみが気になる方はぜひ意識してこまめにタンパク質を摂りましょう。
消化吸収に難がある方は、こまめに摂るよう工夫してみましょう。
アルブミンと認知症
アルブミン不足は認知能力低下も引き起こし、認知症発症リスクも高めるという研究も進んでいます。
冒頭でも書きましたが、現代では柔らかい食べ物が多く流通しています。
消化能力が落ちたら自然とラクに食べれるタンパク質食品以外を口にしやすくなるので、気を付けていきたいですね。
今から将来の予防、そしてご両親をはじめ身近な高齢者への食アドバイスも意識してきましょう。
食材に含まれるタンパク質量
食材に含まれるタンパク質量がある程度パッと推察できるようにしていきましょう。
慣れるまで、下のような表をいくつかスマホに入れておくと良いでしょう。
アプリで管理するのもいいですね。
インスタでご紹介しているタンパク質の記事
当ブログ筆者が書いたタンパク質のはたらきと摂り方などに関するインスタ記事も参考になるかと思います。ぜひご覧ください。
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